シミ

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当クリニックは、皮膚科、婦人科の保険診療を主に行っています。強引な勧誘、販売は行いませんのでご安心下さい。

美容初診の方へ診察時間のご案内

美容・脱毛など、保険外の初診受付時間は、通常診察受付時間の30分前までとさせていただきます。
保険診療、保険外診療(自費診療)の、区分けがわからないときにはご相談ください。

平日 午前8:50〜12:00 午後14:50〜17:30(水曜日は午後休診)
土曜日 8:50〜12:00

皮膚科専門医によるシミ

お顔のシミに対して、当院ではマイルドで総合的な治療を行っています。
レーザーフェイシャル(ジェントルプロ)、光治療(IPL)、Qスイッチルビーレーザー、メソナのエレクトロポレーション、内服、外用剤による総合的な加療を行います。
いずれの治療でも、一回で治るということはなく、繰り返しの治療が必要になります。
また、日頃のケアも必要になります。

【シミの種類、ならびに治療内容】(私見を含みます)

メソナのエレクトロポレーション レーザーフェイシャル(ジェントルプロ)
光治療(ビオラ)
しみレーザー(Qスイッチルビーレーザー) ビタミンC、トラネキサム酸などの内服 ハイドロキノンなどの外用剤
肝斑
そばかす(雀卵斑)
いわゆるシミ(日光性色素斑、老人性色素斑)
後天性真皮メラノサイトーシス
平らな小型のほくろ(母斑細胞母斑)
炎症後色素沈着

レーザー、光治療では、一時的に濃くなる期間があります。
いずれの治療も、受診時に治療をして終わりということはありません。継続的な治療をお考えください。
症状、治療範囲により診療期間が変わってきます。
治療評価に、顔面の写真をre-Beau2で撮影し、効果について確認しながら治療を行っていきます。

re-Beau2

肌状態を「見える化」する撮影装置です。 写真に撮ることで、肌状態を客観的に見ることができます。
UV写真では、目視ではわかりにくい薄いシミや隠れたシミ・脱色素斑・ポルフィリンなどを見ることができます。
赤さ写真では、肉眼では見えない赤みまで撮影します。擦り過ぎによる赤みや、しみの下に隠れた赤みを確認できます。

美容施術をするうえで、治療経過を確認していくためには、必須の装置です。

内服

ビタミンC、トランサミンの内服をします。
または、クリニック専売品のメロングリソディンプロもあります。

Qスイッチルビーレーザー(QSRLしみレーザー)治療

Qスイッチルビーレーザー(QSRL)は、高エネルギーのレーザー光を非常に短い時間で照射することで、特定の色素(メラニン)を破壊する治療法です。このレーザーは、シミやあざ、タトゥーなどの色素性病変を治療するために広く使用されています。

当院では自費診療においては、主にいわゆるシミ(日光性色素斑。別名:老人性色素斑、日光黒子)、小型の平らなほくろ(母斑細胞母斑)に照射します。

効果

  • いわゆるシミ(日光性色素斑):

    老人性色素斑は、加齢や紫外線の影響でできる茶色いシミです。QSRLはメラニン色素をターゲットにして破壊するため、治療後にはシミが薄くなります。場合によっては完全に消えることもあります。一回の照射を予定しますが、場合によっては二回目の照射を行います。

  • 平らな小型のほくろ(母斑細胞母斑):

    母斑細胞母斑は、皮膚のメラニン細胞が集まってできる良性の色素斑です。QSRLを照射することで、母斑の色が薄くなる効果が期待できます。複数回にわたって、照射を行います。

治療の経過

  1. 初回診察:

    医師が患者さんの皮膚の状態を確認し、QSRLが適切な治療法かどうかを判断します。照射可能となれば、照射の予約をします。当日には照射は行いません。

  2. 照射前準備(照射当日):

    治療する部位を清潔にし、医師により照射が可能な皮膚の状態であるか判断します。必要に応じて麻酔クリームを塗布することがあります。

  3. レーザー照射:

    QSRLを照射します。治療は比較的短時間で終わります。

  4. 照射後のケア:
    • 照射部位にレーザー照射後の反応が起こります。5日前後でかさぶたになり、その後2週間程度でかさぶたが取れます。その後、炎症後色素沈着を起こし、かえって色が濃くなることがあります。
    • 照射直後から、かさぶたが取れるまでは軟膏、ガーゼを使用し、十分に保護・日焼け対策をしてください。1週間後には受診して、医師の診察を受けてください。
    • 炎症後色素沈着が取れるまでは特に紫外線対策が重要です。日焼けは厳禁ですので、日焼け止めなどを使用してください。

リスクと副作用

  1. 赤みや腫れ:

    照射後に赤みや腫れが生じることがありますが、通常は数日で改善します。

  2. 色素沈着:

    まれに治療後に色素沈着(シミのような色の変化)が起こることがありますが、時間とともに改善することが多いです。

  3. 瘢痕(はんこん):

    まれですが、瘢痕ができる可能性もあります。

  4. 感染:

    照射後のケアを怠ると、感染のリスクが高まります。清潔に保つことが重要です。

まとめ

Qスイッチルビーレーザー(QSRL)は、日光性色素斑や平らな小型の母斑細胞母斑を効果的に治療する方法です。治療後は適切なケアを行うことで、副作用やリスクを最小限に抑え、きれいな肌を手に入れることができます。

シミの状態によって、エレクトロポレーション、レーザーフェイシャルなどを提案させていただくことがあります。

QSRLを照射できない人

  1. 妊娠中や授乳中の人:

    妊娠中や授乳中の女性は、ホルモンバランスの変化や体への負担を考慮し、QSRL治療を避けることが一般的です。

  2. 肝斑がある人:

    肝斑がかえって濃くなることが予想されます。まずは、肝斑の対策をしてから、照射していきます。

  3. 日焼け直後の人:

    日焼けした肌は敏感で、レーザー治療による刺激で炎症や色素沈着が起こりやすくなります。日焼けが治まるまで待ちます。

  4. 特定の薬を服用している人:

    光感受性を高める薬(例:特定の抗生物質や抗炎症薬)を服用している場合、レーザー照射によって皮膚に過剰な反応が起こる可能性があります。

  5. 皮膚に感染症がある人:

    治療部位に皮膚感染症がある場合、まず感染症を治療する必要があります。感染が治まるまでレーザー治療は避けるべきです。

  6. ケロイド体質の人:

    傷跡が盛り上がりやすいケロイド体質の人は、レーザー治療後に瘢痕(傷跡)ができるリスクが高くなるため、治療を慎重に検討する必要があります。

  7. アトピー性皮膚炎や乾癬などの慢性皮膚疾患がある人:

    これらの疾患を持つ人は、レーザー治療によって症状が悪化することがあるため、治療前に専門医の評価が必要です。

  8. 免疫力が低下している人:

    免疫力が低下していると、治療後の回復が遅れたり、感染リスクが高まることがあります。特に重大な免疫不全状態の人は、慎重に判断する必要があります。

  9. 最近他のレーザー治療やピーリングを受けた人:

    皮膚が他の治療から回復していない場合、追加のレーザー治療は避けるべきです。皮膚が完全に回復するまで待ちます。

レーザーフェイシャル

皮膚の異常メラニン(シミの原因)に反応し、お顔全体に照射することで、若返りの効果が、期待できます。治療後のケアも簡単です。
・しみ、くすみ、そばかすの除去効果
・顔のうぶ毛を脱毛する効果
・真皮のコラーゲンを活性化させ皮膚にハリを与える効果
・毛穴の引き締め効果

メソナのエレクトロポレーション(顔全体~首の前面)
セレーネメディカル社製 Mesona-J (日本製)

電気的にヒアルロン酸、美容液などの有効成分を皮膚へ直接導入することができます。
針を使いません。
施術が出来ない場合:導入薬剤へアレルギーがある方。
重度の肌荒れ。ペースメーカーなどの金属が体内にある。妊娠中、重症な疾患がある。
糸を使ったたるみ治療をしている。等の場合には施術ができません。
施術中にはピアス、ネックレスなど金属類は外していただきます。

使用する主な美容成分の効果

■ビタミンC誘導体 ・・・ 美白効果・コラーゲン産生を高めるため、シワやシミに有効、皮膚バリアー改善効果があり、赤ら顔改善、アトピー性皮膚炎にも有効
■トラネキサム酸  ・・・ 肝班に有効
■アルブチン    ・・・ 美白効果があり、色素沈着の改善に有効
■アルジルリン   ・・・ シワの改善に有効
■ヒアルロン酸   ・・・ 医療用でも使用されているヒアルロン酸原料を使用。保湿効果が高く、皮膚を滑らかにし、しわの改善にも有効
■コエンザイムQ10 ・・・ 抗酸化効果を有し、シワ、たるみに有効。活性酸素の除去を促す。
■ビタミンB12   ・・・ 抗炎症効果を示し、赤ら顔に有効

最初の三ヶ月程度は半月に一回の施術間隔が理想的です。
以降はメンテナンス(維持療法)に月に一度行います。
ダウンタイム(施術後の炎症反応など)はありません。
施術後から化粧をしていただけます。

副作用について

導入する成分でのアレルギーや電気刺激、施術時に使用するスティックによる摩擦での発疹、施術部位の赤み、腫脹、かさつき等がまれに現れることがあります。

光治療

当院では、光治療はVIORA社製のビオラV30を使用しています。
特殊な光を利用して肌のトラブル解決・若返り・活性化につなげます。

対応症状

広範囲のシミ、くすみ、そばかす、化粧ノリが悪い、毛細血管拡張、赤ら顔である、小じわが気になるといった症状。
施術できない方:肝斑(かんぱん)は、かえって濃くなるため照射できません。
受診時に、肝斑であるかの確認を行いますが、隠れ肝斑(かんぱん)がある場合もあります。
その場合にはメソナのエレクトロポレーションなどでの対応をおすすめします。


照射する時にレーザーほどではありませんが痛みがあります。
ダウンタイム 軽度の赤みが数日、シミの部分には細かいかさぶたが一週間程度はできます。
シャワー・入浴 当日から可能です。
照射部分はこすらないように注意してください。
通院ペース 一ヶ月に一度。
治療回数 3~6回が目安です。
その後は、シミ以外の症状であれば、効果の維持目的に定期的な照射をおすすめします。
3~6ヶ月ごとに照射が目安です。
シミについては、照射後に一時的に濃くなった場合には、薄くなってから次回の照射になります。

注意事項

施術後は、日焼けに注意してください。
またこすったりしないように気をつけてください。
保湿を心がけてください。
日焼けしている部位には、色素沈着が出やすいため施術できない場合があります。

副作用

色素沈着、かさぶた、水ぶくれ、やけど、毛のう炎、かゆみ、肥厚性瘢痕/ケロイド、局所ヘルペスウイルスへの感染、逆説的な発毛

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保険対象外診療料金表

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