皮膚科

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皮膚科

皮膚科一般の診療、髪の毛、爪疾患も扱います。必要に応じて日帰り手術も行います。美容皮膚科の分野、保険対象外診療も行い、脱毛、シミの改善などのスキンケアも相談ください。患者さんの立場に立ち、プライバシーにできる限り配慮し治療します。

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水虫

水虫(足白癬)は足の皮膚がガサガサ、爪が白く濁ったりする状態です。
とは言っても、痒みがない水虫も多く、ご自身では全く認識されていない場合も多いです。

診断には、皮膚糸状菌検査が必須です。
足の皮膚を見た目だけでは、どんなにエキスパートでも正確な診断は困難です。
皮膚表面をこすって、皮膚を集め、顕微鏡で水虫菌がいないか確認します。


治療としていくつかの抗真菌(カビ)剤を使い分けて使います。

爪の水虫では専用の治療薬を使用します。外用、または内服を行います。内服は効果が高いのですが、肝機能検査値の異常が出ることがあるため、必ず採血をして異常がないか確認します。

不快な菌ですので、かゆくなくても、また、他の方に移さないためにも治療をすることをおすすめします。

湿疹

痒みのある、ガサガサの皮膚です。
すべての皮疹を湿疹と呼ぶ方もいるのですが、皮膚が炎症を起こして赤くなったり、水疱ができたり、ぶつぶつが出来たりする状態の事を湿疹と呼びます。
手湿疹、貨幣状湿疹、接触皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹、アトピー性皮膚炎、脂漏性湿疹など様々な状態があります。皮膚のどこにでも起こり得る疾患です。
治りにくいものでは、皮膚腫瘍が潜んでいたり、カビが混在することもありますので、念頭に置いて治療をしていかなくてはなりません。

イボ

イボという名称はよく聞かれますが、医学用語ではなく、一般名称になります。
皮膚表面に膨らんでいるものの総称と言ってよいかと思います。そのため、イボの中にはウイルス性のイボである尋常性疣贅や、良性、悪性皮膚腫瘍など幅広いものが含まれています。

外来でよく出会う代表的なイボとしては以下のものがあります。

水いぼ(伝染性軟属腫):
ウイルス性のイボです。小児期にできる、白色のやや光沢を持つ1mm〜3mm程度の隆起です。
どこからか、うつって来ます。いずれは自然に治っていくのですが、それまでにどんどん増えていくことがあります。増える傾向があるときには摘除していくことをおすすめしています。
保険適応のある効果的な薬剤はありません。
当院では、表面麻酔のテープをして痛みを和らげるようにしてから摘除していきます。

尋常性疣贅:
ウイルス性のイボです。手や、足にできることが多いです。一般的には1mmから、1cm程度のサイズが多いです。固くなり角化していきます。
治りにくく、多発してくることがあります。
顔や、鼻の中などにもできる事があります。
ヨクイニンの内服や、液体窒素で凝固させて治療していきます。

脂漏性角化症:
別名、老人性疣贅ともいいます。とは言え、20歳代から出来始める方もあります。顔や首、体などによく見かけます。かゆみを伴うことがあります。液体窒素での治療が一般的です。

軟線維腫:
皮膚の色、または軽く褐色を帯びた茎を伴う隆起です。良性腫瘍になります。首の部分で切除、または摘出します。

シミ(保険対象のシミ)

シミには、色々なものがありますが、、次のシミについては保険でのレーザー治療が適応になります。

  • 扁平母斑(へんぺいぼはん):茶色や黒色の平らな母斑
  • 太田母斑(おおたぼはん):顔面に現れる青色や灰色の母斑
  • 異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん):通常はお尻にできる蒙古斑が他の部位にできる場合
  • 外傷性色素沈着症(がいしょうせいしきそちんちゃくしょう):外傷や炎症後に皮膚に残る色素沈着

Qスイッチルビーレーザー(QSRL)で対応します

使用するレーザーはエムアンドエムニークのQ-SWルビーレーザーMODEL IB103(https://www.mm-japan.co.jp/product/ib103.html)です。
QSRL治療は、一般的に数回の照射が必要です。具体的な回数は、病変の種類や範囲、個々の患者さんの反応によりますが、多くの場合、2〜5回程度の治療が推奨されます。

照射時には、次のような変化が出ます。
  1. 照射部位にレーザー照射後の反応が起こります。5日前後でかさぶたになり、その後2週間程度でかさぶたが取れます。その後、炎症後色素沈着を起こし、かえって色が濃くなることがあります。
  2. 照射直後から、かさぶたが取れるまでは軟膏、ガーゼを使用し、十分に保護・日焼け対策をしてください。1週間後には受診して、医師の診察を受けてください。
  3. 炎症後色素沈着が取れるまでは特に紫外線対策が重要です。日焼けは厳禁ですので、日焼け止めなどを使用してください。

費用の目安

保険適用時の具体的な費用は、適用される保険、治療を行う部位や面積によって異なります。診療報酬点数としては、以下のように決められています。

Qスイッチ付レーザー照射療法
4平方センチメートル未満 2,000点
4平方センチメートル以上16平方センチメートル未満 2,370点
16平方センチメートル以上64平方センチメートル未満 2,900点
64平方センチメートル以上 3,950点

QSRL治療の流れ

  1. 診察と相談:まずは医師の診察を受け、治療が保険適用となるか確認します。
  2. レーザー施術予約:治療の予約をします。
  3. 治療開始:レーザー照射を行います。痛みがあります。痛み止めの処置をご希望される方は、あらかじめお知らせください。
  4. 経過観察:治療後の経過を観察し、必要に応じて次回の照射を行います。

安全性と副作用

QSRLは、安全性が高く、副作用も少ない治療法です。が、色素沈着、色素脱失などおこすこともあります。

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)

当クリニックでは、帯状疱疹予防のために「シングリックス(Shingrix®)」を接種いただけます。接種は完全予約制でご案内いたします。旧来の生ワクチン(水痘ワクチン/“ビケン”)には対応しておりませんのでご了承ください。

  • シングリックス推奨の理由

    1. 高い予防効果

      シングリックスは、50歳以上で発症リスクを約97%、70歳以上で約91%抑えるという高い予防効果が示されています。また、帯状疱疹後神経痛(PHN)の予防効果も高いとされています。

    2. 持続性に優れる

      10年後でも80%を超える効果が維持されているとの報告があります。

    3. 免疫抑制状態の方にも接種可能

      不活化ワクチンであるシングリックスは、免疫抑制状態の方にも接種可能です。

  • 副反応の詳細
    • 頻度の高い副反応
      注射部位の痛み、腫れ、赤み、頭痛、筋肉痛、倦怠感、悪寒、発熱、胃腸症状などが報告されています。多くは3~7 日以内に軽快する傾向があります。
    • 稀ではあるが注意すべき重篤な副反応
      ショックやアナフィラキシー(全身のかゆみ、じんま疹、息苦しさなど)
    • 接種後の注意
      接種後30分間は院内で安静にし、体調の変化の有無を確認いたします。接種当日は激しい運動を避け、注射部位は清潔に保ってください。入浴は差し支えありませんが、部位を強くこすらないようにしてください。接種後に異常を感じた場合は速やかに医療機関を受診してください。
  • 広島市における公的料金

    定期接種対象となる方(広島市在住で、該当年齢の方)
    シングリックス 18,100円/回×2回
    →合計36,200円(自己負担)
    ビケン
    (生ワクチン)
    4,900円/回(当院では対応しておりません)
    定期接種対象外(任意接種)の場合
    自費での接種が可能。
    23,000円(税込)×2回で、合計46,000円となります。
  • よくあるご質問(FAQ)
    なぜ生ワクチンではなくシングリックスなのですか?
    シングリックスは、発症および後遺症予防効果に優れており、効果の持続性にもすぐれています。また、免疫抑制状態の方にも使用可能な点から、生ワクチンと比較して推奨されるワクチンです。
    副反応が心配ですが、どのように対応すればよいでしょうか。
    多くの副反応は軽度から中等度であり、3~7日以内に症状が軽減します。発赤や痛みには冷湿布、発熱には解熱剤の使用と休養をお勧めします。接種後30分間は院内において経過観察を行います。症状が重い場合は、速やかにご相談ください。
    広島市で助成の対象となるのは、どなたですか。
    シングリックスの定期接種費用は自己負担となります。広島市在住で該当年齢の方(65歳、70歳等)および特定の条件を満たす60~64歳の方が助成の対象となります。
    2回接種の間隔があいても問題ありませんか。
    原則として2か月以上の間隔をあけてください。6か月以内に2回目を接種すれば、効果が期待できます。

    当クリニックでは、シングリックスの接種は完全予約制です。接種をご希望の方は、お電話にてお問い合わせください。
    当日は、

    • 予防接種券・予診票
    • 診察券
    • マイナカード(カードタイプ)、健康保険証
    • お薬手帳

    をご持参ください。
    当日は腕を出しやすい服装で行くとスムーズです。

多汗症(腋窩多汗症、手掌多汗症)

多汗症は「病気」として認められています。
ガイドラインでは、「温熱や精神的負荷の有無にかかわらず、日常生活に支障をきたすほどの大量の発汗を生じる状態」と定義されています。学校などで手の汗で紙が濡れたり、握手をためらってしまうなど、気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。わきや手のひらの多汗症は、保険適応の塗り薬での治療があります。

多汗症の診断基準(病気と判断される基準)としては、下記のうち2項目以上が該当する場合です。

  1. 発症が25歳以下である
  2. 左右対称性に発汗がみられる
  3. 睡眠中は発汗が止まっている
  4. 週1回以上の多汗のエピソードがある
  5. 家族歴がみられる
  6. それらにより日常生活に支障をきたす

また、下記の重症度判定でスコア3以上が治療の適応になります。

  • スコア1:発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない
  • スコア2:発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
  • スコア3:発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
  • スコア4:発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある

わきの汗:腋窩多汗症(えきかたかんしょう)

症状:
わきに過剰な汗をかく状態のことで、例えば、授業中、会議などのときに人前で腕を上げるときに気になる、
制服や、スーツなどのわき汗が目立って気になる、汗パットがないと困る、汗が目立つ洋服を避けている、などがあります。
主な治療法:
ラピフォートワイプ(1日1回シートで拭くタイプ。旅行など携帯に便利)、エクロックゲル(1日1回塗布、発汗を抑制)
副作用:
肌の赤み、かゆみなど
禁忌(使えない方):
閉塞隅角緑内障の方、排尿障害のある前立腺肥大の方

手のひらの汗:手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)の治療

症状:
手のひらに過度な汗をかく症状で、例えば、学校、会社などのプリント、紙が濡れて困る、握手のときなどに気になる、
パソコンやスマートフォン操作に困ったり、壊れるのではと心配、手から汗がにじみ出てくる、などがあります。
主な治療法:
アポハイドローション(1日1回、寝る前に塗布)
副作用:
肌の乾燥、かゆみ、軽いピリピリ感。重篤な副作用は少ないです。
外用薬以外の治療法:
※保険適応はありますが、下記の治療は当院では実施しておりません。)
イオントフォレーシス(微弱電流で発汗を抑制)、腋窩のボトックス注射(発汗神経をブロック)、
手術(交感神経遮断術。)